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鹿児島はそばの地。年越しそばを手打ちでいかが。

月1回、生活情報誌「てぃーたいむ」で「かごしまの味」を
連載させていただいています。

今月、12月号は年越しそばに挑戦していただこうと思って、
手打ちそばをご紹介しました。

鹿児島はそばの地。年越しそばを手打ちでいかが。_f0070546_19305319.jpg鹿児島はうどんよりは、そばの地。

南薩で迎える年末になると、あちこちから手打ちそばをいただくことが多く、家庭の味である田舎そばは、それぞれにおいしいものでした。

そば板とめん棒はどこの家にでも備えてあり、新そばの時期は来客があれば、そばを打ち、おみやげにも持たせるという習慣があるようです。

鹿児島では「そばきい」とか「そばぎい」というのが、普通のそばのこと。

うどんのように、大根、にんじん、椎茸などの野菜と煮込む食べ方は「そばずい」。
だしは鶏か、いりこです。
そばを幅広に切ったものを入れるそうですが、これはまさにうどんのほうとうとか、
だんご汁などと呼ばれるもののそば版なんですよね。

その地でそばの方が採れるか、小麦が採れるかの違いなんでしょうね。

指宿では大根と一緒に食べる大根そばは、みそ味だとか。
そばにみそは新鮮な気がしますね。

手打ちそばは、実にシンプル。

そば粉に水を少しずつ混ぜて入れながら、耳たぶくらいの固さにこねて、打ち粉をしながら延ばしたら切るだけ。時間も30分もあればできます。

カンタンなのですが、しかーし、奥が深い。打つほど難しさを実感します。

鹿児島はそばの地。年越しそばを手打ちでいかが。_f0070546_2005482.jpg撮影以来、久しぶりにそばを打ちましたが、うーん。修業がまだまだ足りませんね。

今日は鶏の炭火焼を添えました。上にはまなべみかん園さんのみかんの皮を干しておいたもの。香りがよくてうっとりです。

撮影のときの鶏そばはめちゃくちゃおいしかった。だしの取り方がよかったのかもしれません。
by r-work | 2006-12-03 20:13 | かごしま食べ物語
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